人生はローリングストーンの作品情報・感想・評価・動画配信

「人生はローリングストーン」に投稿された感想・評価

yuma

yumaの感想・評価

3.5
記者と小説家という入口から、互いに探り合い複雑な関係性の築き方をする二人。

この映画みたいに説明台詞が多すぎる訳ではなく、会話劇から心の奥底の繊細な部分を見せたり、人間の闇の感情を言語化したような作品は凄く魅力的だなと思います。
Azmin

Azminの感想・評価

3.5
実在の作家、デヴィッド・フォスター・ウォレスと、彼を取材したローリング・ストーン誌の若手記者デヴィッド・リプスキーのロードムービー兼会話劇。

とりあえずキャスティングに惹かれて観たのですが、思っていた以上に重く心に響く内容だった。

ジェシーはまだしも、作家役のジェイソン・シーゲルはコメディーのイメージしかないだけに、こんなシリアスで繊細な演技も出来るんだと見直した。

賞を獲得した有名作家の苦悩。
それは誰でもあるんだろうけど、このウォレスはもっと心の奥底に、人には言えない悩みや押しつぶされそうな孤独を抱えているんだと思う。

自身も作家志願で過去に本を出版していた記者のリプスキー。
仕事でウォレスを取材しながらも、自分より遥かに才能のある彼に嫉妬を覚えてみたり、本心を聞き出そうと心理作戦に出るところなど、後半は地味ながらも二人の揺れ動くシーンが印象的だった。
そんなジェシーの絶妙な演技、さすがに安定してます。
Ryuichi

Ryuichiの感想・評価

3.3
デヴィッド・フォスター・ウォレスのInfinite Jest
を実際に読んでみたくなった
読んでたら、もっと興味深く観れたと思う
ジェイソンシーゲルとジェシーアイゼンバーグ主演ときたら絶対コメディなのに笑い要素皆無でジメッとした重い話だった。

作家デビッド・フォスター・ウォレスの訃報が入る。死因は自殺。
12年前、ローリングストーン誌での密着取材で共に過ごした5日間を思い返す。

ポスターや邦題からセスローゲンの『人生はノーリターン』的なロードムービーを想像してたのに自殺から始まるだなんて。
実在する人物だが小説には疎いので知らなかった。
楽しい5日間ではないが、彼の価値観や人生観が分かり、大柄なのに繊細で脆い部分が垣間見える。

全然面白くなかったけど夢見心地のようなラストカットが格別に美しい。
momoko

momokoの感想・評価

4.2
作家になりたかったジャーナリストと作家になった作家が喋り続けるだけなんだけどめちゃくちゃ良い
ア

アの感想・評価

4.5

このレビューはネタバレを含みます

人前で振る舞う姿はその人そのものなのか、取り繕っているのか、なぜ取り繕うのか。

いちいち名言が出過ぎな映画だけど「シャイな人は、自分に夢中すぎて他人といるとツラい」というセリフ、人見知り人間が他人と振る舞う時に感じる恐怖をかなり的確に言ってるので、ゾッとしました。

0から作り出す人はみんな孤独なのかな。孤独でなければ作り出せないのかな。

ジェシーアイゼンバーグが出てる映画って、本人の演技ももちろん良いんだけど、内容が毎回最高すぎる
non

nonの感想・評価

4.0
原題: THE END OF THE TOUR
(これまたダメ邦題案件🙅‍♀️)

ローリングストーン誌の記者が新進気鋭の作家の新刊ブックツアーに同行し取材をしていく中でそれぞれの人生が浮き彫りになっていく。

記者リプスキー役のジェシーと作家ウォレス役のジェイソン・シーゲル氏の2人のなんとなく探り合っているような、責めと守りのような構図の演技が見ていて苦しかったのと、ウォレスの言葉のひとつひとつが刺さり過ぎてしんどかった。

成功を求める気持ち、
成功がもたらす闇、
それぞれの未来は…

ラストは😢

エンドロールの途中のウォレスの映像でまたまた😢

そして、今作を観てピンク・フロイドのシド・バレット氏のことを思い出した。

追記)
“「ダイ・ハード」の1作目”「ブルックリンナインナイン」でもネタにされていたけれど今作でもネタにされていた。
ペイン

ペインの感想・評価

4.5
A24配給作品ながら2016年当時、日本では劇場未公開DVDスルーにされた作品。

個人的には大好きな1本で、ジェシー・アイゼンバーグ出演作でもかなり上位に入る傑作。

本当に小粒で地味なミニシアター系作品であるのは間違いないが、ビッグバジェット超大作にはない良質な味わいが本作にはある。

ポストモダン文学の旗手と呼ばれた作家デビッド・フォスター・ウォレス(ジェイソン・シーゲル)とローリングストーン誌の若手記者リプスキー(ジェシー・アイゼンバーグ)の5日間の旅路を、実話に基づいて描いたロードムービーで、二人の会話シーンが殆どを占める本作。

そんな2人の飾り気のないやりとりと、特にジェイソン・シーゲルが体現するフィリップ・シーモア・ホフマンなんかを彷彿とさせるような“大柄な繊細”っぷりは素晴らしく、今にも自殺してしまいそうな危なっかしさ、不安定さがひしひしと伝わってくる。

作家として売れて注目されることによる不安や、作家とファンの関係性についてなどなど議論される内容とその一言一言にグッとくる。
Gaku

Gakuの感想・評価

3.5
成功や夢について、成功者から実際のところどうなん?という部分を夢追い人が聞く話。

周囲の人からこういう人だろうとラベリングされてしまうことは致し方のないことだけど、本当の自分を知って欲しい!と強く思う気持ちに関しては成功うんぬんは関係ないので、共感はできました。
まず、観るきっかけになった三宅さんの
著書からの引用。

人と人が会話をする、あるいは対話を繰り返すとはどう言うコトなのか。
いったい何をどれだけ話せば、人は分かり合えるのか、あるいは分かりかえないのか。
『これ、なんで劇場公開しなかったんですか?』より。

初対面の印象、もしくは先入観。偏見。
自尊心。自己顕示欲。
これらのおかげでお互いに本質を見ようとしない。
そんな2人が徐々に歩み寄る過程が良かった。
あの2匹のワンちゃんが良い潤滑剤になってたような気がする。
2人の会話の糸口になってたり、ユーモアを加えてくれてたし、2人のデイヴィッドの人間性も浮き彫りにしていた。


2021-103
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