やまだ

攻殻機動隊 新劇場版のやまだのレビュー・感想・評価

攻殻機動隊 新劇場版(2015年製作の映画)
3.4
ARISE含むこれまでの新攻殻機動隊の評価となりそうです

劇場版の雰囲気はARISEと一緒ですね
新劇場版と言わず攻殻機動隊 ARISEの5作目と言えばよかった気はします

塗りはビビッドでアクションもガンガン入れてきます
無印のダークさとはまた違う雰囲気があってまさに今時のアニメ映画という感じです

無印の劇場版攻殻機動隊へ通じるものであるため、ラストシーンは無印の冒頭のあのシーンとなります
ちょっと興奮しました

この繋がった感じがいいですね

全体のストーリーは可もなく不可もなく、「普通」におもしろいです
ただ面白いんですけど進行スピード速くてバカな私は一度観ただけでは全容を把握出来ませんでした
パンフレット買っておいて良かった……………

またキャストの演技は藤本修補佐官以外は良かったと思いますよ

タレントの声優起用はダメだとは思いませんがマッチしてないとダメですよ
NAOTOさんはめちゃくちゃ下手というわけではありませんがそれでも平坦な演技でしたので最初補佐官が出てきたときは感情の起伏が少ない冷徹な黒幕みたいな立ち位置かと思いました
しかし実際はそんなことなく父親思いの良い息子さんだったわけで…

冷徹なキャラならまだよかったですけど人間らしいキャラでこの演技は少し頂けませんね
作品を破綻させるようなものではありませんでしたが、星4つの要因とはなりました
これで100点とはいえませんかね

テンポの速さとNAOTOさんの起用(問題は演技そのものよりはキャスティングかと)が気になったということ以外は良い映画だと思います
テンポが速いのも言い換えれば「飽きさせない」ってことでしょうし好みの問題でしょうね

観ようか迷ってる人がいたら観ることをお勧めします
ざっくりと各キャラの名前と用語(義体とか501機関など)見ておけば初見でもいけそうですし、面白いですよ
やまだ

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