きー坊

ロマンスのきー坊のレビュー・感想・評価

ロマンス(2015年製作の映画)
3.3
2020年282本目。Amazonプライムビデオでの配信が終わるっぽかったので鑑賞📽

【感想】
1.苦い記憶を辿る旅
鉢子(大島優子)が親(特に母親)との記憶を辿って箱根を巡るけど、母親との記憶は迷ってばかりだと言う根源だったのかな?冒頭のナレーションが印象に残った。鉢子にとっては哀しい思い出を辿る旅、桜庭(大倉孝二)にとっては逃避行。お互い目的は違えど、非日常を過ごすことで気持ちに変化がもたらされていく様が良かった。

2.よかった…
ホテルのレストランでカフェタイムを過ごしているときに、女の子と物憂げな表情している女の人をじっと見つめる鉢子が印象的だった。女の子にかつての自分を重ねていたんだろうな💭

3.後輩のメンタル
粗相した回数を覚えているけど、何でしくじったのか考えているんだろうか…となるほど抜けてる子だったけど、鉢子を庇おうとしたあたり悪い子ではないんだろうな…それも空回りしてたけど😂

何か大事件が次々と起こるわけでもなく、淡々と進む空気感と、大島優子さんと大倉孝二さんの演技の掛け合いが良い。でも、ロマンスカーである必要あったんだろうかっていう気もしている。

日曜の夜にゆるっと見るにはちょうど良いロードムービーだった🎬
きー坊

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