評判があまり良くないので期待値を下げて鑑賞。
大島優子は「紙の月」で日本アカデミー賞助演女優賞を獲得するなど、どこか大袈裟に騒がれている気がして複雑な気がするんだけど、なんだか憎めない存在でもある。
まだ彼女をAKB48の元メンバーという視点でみてしまうので、どうにか「女優」として評価しようといつも頑張ってみる。
演技力では泣くシーンもそこら辺の新人女優より上手いのは事実。
「ねぇ、泣いてる私かわいいでしょ?」
っていうオーラはなく、しっかりと感情がこもっているので、見ていてホッとしました(誰やw)
僕は小田急線沿いに住んでいるので、ロマンスカーや小田原城などはすごく身近で、なんだか大島優子がプラットフォームに立っているシーンがすごく不思議だった。笑
派手なメイクや可愛い表情も控えめで、一人の女性として生き生きしていて好感度はあがりますね。
ストーリーは賛否両論ですが、
邦画はこれくらいが一番なんです。
派手なアクションやCGは明らかにレベルが低くて、日本映画の質の悪さが目立ってしまうので、特撮も何もない人間ドラマが一番しっくりくるんです。
中身が空っぽなようでいて、どこか心の奥に残る様な雰囲気は「ロスト・イン・トランスレーション」とかが好きな人には通じるものがあるはずです。
「人生の終着点は、あなたが思っているよりもずーーっと先にあるんですよ」というメッセージが伝わってきました。
これは良作です。