このレビューはネタバレを含みます
面白かった!!!
王道のシンデレラストーリーかと思いきや。
ゆるやかな幸せが彼女を包むラストが忘れられない。
キャリーはIQの高い天才少女。
その実力は飛び級でハーバード大学にいくほど。
それゆえ同級生とは話が合わず、恋愛においてはみんなどうして夢中になるの?とわからなかった。
父の紹介のセラピストから
生き物を飼う
子供の頃好きだったチェリーソーダをのむ
など、実行すべきリストを言われ、少しずつ実行していくが、
彼女を取り巻く関係はやはり退屈で怠惰で。
気に入った男性にはミドルネームを聞かれなかった。本当のところはキャリーに興味がないからだ。
母は亡くなっていて、父親は新しい家族を築くという。
キャリーはどうしてみんな真面目になれないのか?と感じてしまう…。
だがクリスマスの日、父はキャリーを心配して会いに来てくれた。
本を取り戻してくれた。
私の痛みをぶつけてくれた。
ラストには会いたくなった隣人の彼にこう言われる。
君のミドルネームは?
何かに気づいた彼女の笑顔で幕は閉じる
クリスマスシーズンに見たい一本です。