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マイ・プレシャス・リストのroom0のネタバレレビュー・内容・結末

マイ・プレシャス・リスト(2016年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

リストは、必ずしも達成したからといって幸せになるとは限らないし、このキャリーのように今だって幸せだからって言ってるから、作る価値があるかは分からない。
だけど、期待もせず幸せを望んでいなくても、ミッションやゲーム感覚で暇つぶし程度に動いてみることが、必然的に生活が活発的になり、その過程が彼女を変えることになるこのストーリーにワクワクさせられた。
実際この映画を観てリストを作成した人がたくさん居たことに深く頷ける。

信じてない神様に伝えるシーンは印象的。
その時は、素直にママに会いたいと願い、神に向かってお誕生日おめでとうと言う。この場面や、自分も人も傷付けたくないという考え方が、彼女のキャラクターが表れていて愛おしい。
最後ミドルネームを彼に聞かれてカメラ目線でニヤっとするところは、つい一緒にニヤっとしてしまい、まるで友達としてお祝いしたくなる気分にしてくれた。

教授はサイテイだけど、この言葉は詩的で真をついていて良かったな。

「人生とは陳腐な回転木馬。責任と落胆の連続だ。実に不愉快だけれど、セーターは柔らかいし 窓を伝う雨は心地よい。だからまだ自殺はしない」
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