生死のかかった、
一分一秒を争う極限状況に、
ワケが分からないまま放り込まれて恐慌をきたす人々。
その再現VTRといった趣のホラー映画。
(不思議惑星キン・ザ・ザのキャストが監督やってると知り驚いた)
主人公が開いているパソコン画面、特にSkype画面上で起こる奇怪な出来事がそのまま作品になっているユニークな作りだ。
受け手も強制的にSkype通話の参加者になったような没入感が味わえる仕掛けで、ソリッドシチュエーションものの変化球として観賞した。
映画という非日常を楽しむ上で、
「その世界観に強制連行してくれる感覚」
を提供してくれるかどうかが、作品の体力を測る指標になる。
『アンフレンデッド』はその意味でずば抜けた成果を上げている。
「次は何が起こるんだろう?」
「どんな悲劇が待っているのだろう?」
と先を見ずにはいられない工夫も凝らされており、最後まで目が離せない。
リモート飲み会が怖くなっちゃうな!