はると

エール!のはるとのレビュー・感想・評価

エール!(2014年製作の映画)
4.2
あらすじ↓
フランスの田舎町。酪農を営むベリエ家は、高校生のポーラ以外、父も母も弟も全員耳が聴こえない。ある日、ポーラの歌声を聴いた音楽教師はその才能を見出し、パリの音楽学校のオーディションを受けることを勧める。

感想↓
2023年 107本目の映画。

以前「コーダあいのうた」を観たことがあるが、今作はその基になった作品だという。なので、高校生の1人以外の家族みんなは耳が聴こえないという設定が同じだったり、所々見覚えのあるところもあったりと、これがコーダのあのシーンか!と楽しむことができた。先に観たというのもあってコーダの方がスコアは高いが、こちらもとても良い作品だった。

コーダでも感じたことだと思うが、親が心配性すぎるというか、所々うざく感じるところがあったので、そこは気になってしまった。ただ、少し過剰に反応してしまうのもポーラへの愛情なんだよなというのはすごく感じ取ることができた。

歌に関しては個人的にコーダの方が好きだったけど、今作もまた違う素敵な歌が聴けて良かった。歌は耳が聴こえないと意味がないって思いがちだけど、歌っている姿を見せたり、手話で歌詞を伝えたりすることで人を感動させられるんだと思う。音楽ってすごい。
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