ちはな

エール!のちはなのレビュー・感想・評価

エール!(2014年製作の映画)
3.8
両親・弟が聴覚障害を持つポーラは家業の酪農の手伝いやら時には家族の通訳までこなさなければならない高校生(まぁ忙しいこと)

こういうシチュエーションだと 悲壮感漂いがちだけど この作品は まぁ明るい
美人で陽気な母 頑固な父 厨二病っぽい弟
耳が聞こえない事が 障害と言うより個性という解釈がぴったりくる

そして 家族の絆も深く 仲良し家族

でも ポーラもお年頃で自分の将来を考え出す時期
家族にとっての自分の存在価値を痛いほど分かっているポーラとそんな彼女に甘える家族
正直 両親しっかりしなさいよって感じでしたね
子供の夢って応援するものでしょ?

まぁ こういう紆余曲折がポーラの糧になるんだけどね

歌という夢を見つけたポーラ
聴くことができない家族に精一杯届けた歌声はもう 感動的なシーンでした

のどかな風景のなかでの色使いがとても素敵でした
特に ポーラのお家 物が溢れて雑然としてるのに 小物がいちいち可愛くて
壁の色も素敵だった(流石 おフランス)

ちょーっと気になったのが ポーラは コーラスの授業を選択し そこで才能を見出される訳ですが
そこで歌ってる歌が『?』って感じ
高校生が授業のなかで歌う歌詞に「娼婦」とか出てきます?その辺も流石 おフランス(*´∀`)
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