Yurari

みかんの丘のYurariのレビュー・感想・評価

みかんの丘(2013年製作の映画)
4.2
とても心にしみた。
戦闘で負傷した傭兵でムスリムのチェチェン人・アハメドと、劇団員でインテリ風のジョージア人・ニカ。敵同士の二人を助け、家に匿うエストニア人のイヴォ。
イヴォの静かな優しさ、差別をせずに誰もが同じ人間だとする価値観がとても良い。
イヴォの隣人、マルゴスも含めみんなでBBQをするシーンは、雰囲気もセリフも全てが自然で、とても良かった。

映画のラストで、イヴォとアハメドが交わす会話が良い。
エンディング曲も良かった。エンドロールまでしっかり観て余韻に浸った。

****
遥か昔の高校時代、世界史を選択していたが、チェチェン紛争の歴史を習った記憶が全くない。。(多分忘れているだけ😅)
アハメドがイヴォの家にやって来た兵士(ロシア人?)と喧嘩腰で話すのが、味方のはずなのに何故?と感じたが、複雑な事情がありそう。
映画を観ると、自分がいかに無知かを知る😲
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