アブハジア紛争という複雑に民族が絡み合った戦争に巻き込まれるエストニアからの移民であるイヴォ。
その家で争いの末に負傷し、看病されるようになったアブハジア側の傭兵として参加するチェチェン人とジョージア人の二人。
最初こそ殺し合いたいほど恨みをつのらせているのに、恩人であるイヴォの家では殺しはしないと約束して、過ごしていくうちに恨みが変化していく。
戦争という大義名分のもとに、お互いを全く知らない人間同士が殺し合いをする。本当に愚かで悲しい行いです。人種は違えど人として違いなどないのに。
一日でも早く戦争のない平和な日が訪れてほしいです。