りょんりょん

ラン・オールナイトのりょんりょんのレビュー・感想・評価

ラン・オールナイト(2015年製作の映画)
2.1
なんばパークスシネマで鑑賞


リーアム・ニーソンの今回の役は、諜報能力はほぼないし、接近格闘もかなり強い程度ですが、射撃というか、銃の扱いは凄いというものです。

商業映画としては、リコールされてもいいんじゃないかと思えるミスをしています。よくある、映画の冒頭にラストの少し前を見せてしまうというアレです。

この映画でそんなことしても意味ないんですよ。先の展開が分かってるから、ハラハラドキドキもしないし。いや、ほんまに、複雑にしたいっていう作家性の現れなら、そんなもの必要ないですね。

リーアム・ニーソンのキャラの強さも一定じゃないし。状況や感情によって強さが変わるのはアリだけど、この映画の場合、そうじゃないし。っていうか、最初から全開になれない理由がアレとしたら、この映画の根本を否定しちゃうことにならないですか。

という具合に、お話の作り方も、キャラの煮込み方もプロレベルじゃなかったのが残念。でも、リーアム・ニーソンはかっちょ良い。それだけで良いんじゃいのって言われたら、そうですとしか答えられない(笑)。