不思議な世界観。シュールレアリズム的要素も強く、家の壁などはドイツ表現主義も彷彿とさせる。
恐ろしさと不気味さと同時に美しさと妖しい魅力も漂う映画である。これで2時間あったらキツいけど90分だから、ちょうどいい長さだと思う。
難解な作品で、僕ごときではよく分からなかったが、人間の愚かさと自然の偉大さを描いているのかなと思った。
リリー・フランキー&橋本愛コンビは『美しい星』でも、突然自分が宇宙人だと自覚する家族という不思議な役どころを演じていたけど、こういう映画がよく似合うお2人ですねー
好きな作風で、もっと理解したいので、原作も読んでみようと思った。