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ザ・グランドマザー(原題)のmikanのネタバレレビュー・内容・結末

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ベッドの上で育った樹から生まれたおばあちゃんとの交流?を描いた映画。
主人公の男の子は明らかに両親に抑圧され生活している。両親の性描写を本能的、獣のように描く一方、両親が子供を叱りつけるシーンにも獣の鳴き声のような意味のわからない言葉を用いており、社会的な抑圧に対して疑問を投げ掛けているように感じる。男の子のお漏らしがだんだん制御できなくなっていく場面からもそのような主題?が伺える。
おばあちゃんはベッドの上で生きていけなくなり、最終的に外に出る。男の子が彼女に会いに行き、両親と同じく地下深くに落ちていく。社会と根のように広がる私たち人間の関係性を問うた映画だと思った。
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