社長

真昼の死闘の社長のレビュー・感想・評価

真昼の死闘(1970年製作の映画)
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『殺人者たち』の後に見たら、冒頭から人が存在する空間にカメラを向けている感触があって既に引き込まれた。
イーストウッドとシャーリー・マクレーンの掛け合いがとても面白い。ロバのおしりをペチペチ叩くマクレーンがキュート。
インディアンの襲撃シークエンスが良い。よろめくイーストウッドの視点ショット、こういう挿入があるだけで大分乾いた呼吸が生まれると思う。十字架からの反射光使い、矢を抜く手順のディティールと2人の接近もいい。
クライマックスの駐屯地奇襲、作戦を変更せざるを得ない流れと、その瞬間からにわかに生々しくなるカメラが出色。
ダイナマイト調達で離れたイーストウッドを待つ、ペチペチ棒を持て余すマクレーンがいじらしい。
豪奢な姿のマクレーンがまたペチペチして去っていくラストに胸がすく。
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