真昼の死闘の作品情報・感想・評価

「真昼の死闘」に投稿された感想・評価

アクションというよりはコメディという感じの不思議な作品でした。荒野でロバに乗るシャーリーマクレーンの顔がいつも綺麗なのが可笑しい。
変な映画だなこれ。シャーリー・マクレーンが尼のコスプレをした娼婦でゲリラ戦士っていう無茶な設定。メキシコ人たちと一緒にフランス軍と戦い、インディアンに弓で体を射抜かれたりする。

あとラストで、ゴージャスになったマクレーンが、やっぱりロバのケツを傘でペンペンしながら去っていく様が笑える。つーか、けこうコメディ要素おおいね。マクレーンとイーストウッドのやりとりが可愛い。あの橋爆破シーンでの恩の着せあいとかww
ドン・シーゲル監督、クリント・イーストウッドとシャーリー・マクレーン共演、という豪華な組み合わせの活劇。
原題は「シスター・サラのための二頭のロバ」である。ロバは一頭しか居ないが、このロバの英語MULEは「バカ」という意味があるらしく、もうひとつのバカは……笑

タイトルもクリント・イーストウッドの扮装も西部劇っぽいが、娯楽活劇であった。

悪人3人にいたぶられている女(シャーリー・マクレーン)を助けた男(クリント・イーストウッド)が出会うところから始まる。
女は尼僧だった。しかし、フランス軍に追われている。懸賞金かかった女。
男は女を何とか助けてやろうとする。
そのうち、二人はゲリラと行動を共にして、フランス軍の配備されている兵舎に向かって…という流れ。

なかなか楽しい映画であった。
シズヲ

シズヲの感想・評価

4.0
イーストウッド&シーゲル、後に「ダーティーハリー」を撮る黄金コンビによる西部劇だ。邦題が「真昼の死闘」だけど、別に真昼の死闘要素は全然無い。むしろ原題の「シスター・サラと二頭のロバ」のがしっくり来るしクスリと笑えるから好き。

本場アメリカの西部劇だけど、主人公がアウトローだったりメキシコ革命ネタだったりとマカロニ・ウエスタン要素が結構大きい。特に終盤の派手な銃撃戦はだいぶマカロニっぽい。しかし話の大半はイーストウッド演じるアウトローとシャーリー・マクレーン演じるシスターの漫才なので、独特のゆったりした空気感がある。「奴らを高く吊るせ!」は後のイーストウッド西部劇とマカロニの中間みたいな作風だったけど、本作はそれをのんびりムードで包んだ感じの作品だ。

冒頭から流れるエンニオ・モリコーネのスコアや雄大な自然風景の描写が堪らない。そして何よりこの映画の魅力になっているのはやはりイーストウッドとマクレーンの掛け合い。キザでふてぶてしいアウトローと聖女のようで何処か調子のいいシスターの凸凹コンビが楽しいんだよな。いつも通りかっこいいイーストウッドがシスターに若干主導権を握られてる感があるのも笑ってしまう。二人の道中旅が話の中心になっているので、激しいドンパチのシーンは終盤まで皆無。そういう意味では地味な作風なんだけど、主役コンビが織り成すダラダラした空気がなんだか憎めない。
イーストウッドの今回の相棒は尼さん。互いに相手を利用しながらも何事も一枚上手なシスター・サラとの旅をコミカルに描いていて、マカロニウェスタンのころのダーティでバイオレントなイメージは無い。原題『Two Mules for Sister Sara』のとおり、ラバと頑固者とシスター・サラの冒険である。
イーストウッドはいつものごとくしかめっ面でアウトローの美学なんぞを語って格好つけているが、相棒(それも女)に危険なことをさせておいて自分は酔いつぶれるなど、かなりのダメ人間であり、その出で立ちは流れ者というよりマトモな職に就けない浮浪者のそれだ。
美しい自然をとらえた映画であり、荒野の太陽の眩しさにシャーリー・マクレーンの肌がジリジリ焼けついてしまいそう。しかし、この女、自身に好意を向ける男を利用しながら生き残る術は熟知しており、真面目なようで「わたしできなーい」「きゃーこわーい」といった具合に、わりと女を武器にあれこれ要求してくるし、都合の悪いことは「神が許します」の一言でぶったぎる。愛嬌と十字架の二天一流の使い手である。
私のお気に入りのシーンは、イーストウッドの前では淑やかに振る舞っていた彼女が、物陰に隠れてタバコを吸い本性を垣間見せるシーン。「ばかな男ね。良い子を演じるのも楽じゃないわ」とでもいいたげな仕草である。あれがメイド喫茶の控え室なのだ。
sumi

sumiの感想・評価

3.6
邦題が損してますね。原題の意味は映画を観た後ニヤリとさせられます。全然真昼に死闘してないし笑

3人の無法者から尼さんを救ったイーストウッド。しかしその尼さんはメキシコ出兵したフランス軍に抵抗する革命派の一員だった。フランス軍を襲い金品を強奪したいイーストウッドと利害が一致し2人はフランス駐屯地に向かう。

とまあ序盤、中盤はイーストウッドと尼さんのドタバタ珍道中みたいな感じで徐々に惹かれ合う様子を描いています。

ただこの尼さん。イーストウッドに隠れて煙草吸ったり、お酒飲んだり、観客はあれ?この人…ってなります。

途中インディアンにイーストウッドが襲われ肩に矢が刺さるのですが、その治療法が面白かったです。火薬を使うんですがなかなかの荒療治。
逆にこのシーンが1番印象に残ったな笑
こんなアイメイクばっちりな尼さんおるか???かわいい〜〜〜〜〜

小気味いいウエスタン風コメディ??コメディ風ウエスタン??
イーストウッドの西部劇には珍しい 信仰心の厚い美人尼さんとのロードムービー

清い尼さんが だんだん汚い言葉を覚えていくコメディ

死闘ってほどではないかも
クレジットでシャーリー・マクレーンがイーストウッドより上になってるのも納得。
ちっちゃいロバに跨がってお尻ペンペンする画が愛くるしすぎる。
後半のフランス軍vsメキシコゲリラの展開が作品を引き締めてるが、『シャーリー・マクレーンのメキシコ☆珍道中』で全編いっても良かったかも(良くない)
mikoyan358

mikoyan358の感想・評価

3.0
2010/6/17鑑賞(鑑賞メーターより転載)
イーストウッドがややくすんだ色の荒野を歩きモリコーネの哀愁ある音楽が...というオープニングですっかり「荒野の用心棒」の続きかと思ったが、そこにシャーリー・マクレーンが登場して一転コミカルなタッチの珍道中に変化。ロバの尻をぺしぺし叩きながら駆け回るシャーリーはこの時30代後半だが、役柄もあり非常に可愛らしいし相変わらず見ているだけで面白い。片やイーストウッドも痺れるほど格好いい場面もありつつ、ある時はすっかり彼女に振り回されるただの男になっているのが笑える。地味な邦題で損しているがなかなかの佳作。
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