たまたま岐阜市でやっていた上映会を見てみました。
映画は、青年海外協力隊が製作した映画です。
協力隊の啓蒙映画と言ってしまえば、それまでですが、それなりによく出来た映画でした。
「ボランティアなんて偽善だ」という主人公が、自ら青年海外協力隊に参加。
おそらく、協力隊の活動に懐疑的な一般市民の代弁といえるテーマです。
最初の方は説明的な流れで、啓蒙映画にありがちな展開。普通な映画の流れです。
しかし、フィリピンに派遣されてからは、映像が興味深くなりました。
「人の興味をひく写真が撮りたい」と言った主人公のカメラマンの台詞そのものかもしれませんが、
日本でのシーンは日常的でしたが、フィリピンからは非日常的な雰囲気となりました。
現地の女の子に会ってから主人公の行動が一変。
この女の子がとても可愛く、主人公の行動も理解できます(笑)
キャストのアローディアは、現地では有名なモデルなんですね。
脚本は説明的だったりする部分はあったけど、
映像は悪くなかったかな。
ただ、いち映画と評価すると、テーマが前面に出すぎています。
逆に啓蒙映画として見ると、自然とテーマが受けいられる完成度が高い作品でした。
