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アンフェア the endのrepulsionのレビュー・感想・評価

アンフェア the end(2015年製作の映画)
1.0
フジテレビは映画は作らないで下さい。ドラマは良く出来ていた。復讐という一本筋のあるテーマに意外性のある展開と巧みな話の構成が見事でミステリー、サスペンスとしては見せ方が上手かった。
しかし映画となると第一弾は安っぽいアクションもの、第二弾は陰湿なミステリーサスペンスでドラマから重要な元旦那という役で出演している香川照之はあっさりと殺害されてしまって唐突に出てきた佐藤浩市の役に何故か恋に落ちている篠原涼子の役。完結作となる今作ではその愛情が復讐というテーマに終止符を打つ一因になるのだが、父親に元旦那に完結作では自分を守り続けこれまたドラマからずっと色濃く描かれていた親しき同僚までも殺されたのに、その憎しみより勝る愛情なんか何処に描かれてるのか。
ヒューマンドラマとしても、寺島進の役が生きていたご都合主義なんかも随所に見られるサスペンスとしてもミステリーとしても壊滅的で破滅的なB級娯楽映画である。残念。
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