タイムライン的には、前作の白雪姫と邪悪な女王ラヴェンナの戦いが起きる前と後の話。
実はラヴェンナには悲しい過去を抱えた妹フレイヤがいて、遠く離れた北の地に氷の王国を築いていた。姉のラヴェンナが白雪姫と戦士エリックに滅ぼされたことを知り、復讐を図ろうとするフレイヤだが、果たして彼女の作戦は成功するのか…。
前作は白雪姫らしからぬクリステン・スチュワートが主役でダークすぎる印象しか残っていなかったけど、今作はもっとアクションとアドベンチャーとユーモアが織り混ざっていて、映画館で見ないと損するエンタメ作品だと思う。前作の視覚効果を担当した人が監督を務めているので、とにかく映像美が素晴らしい。あとコスチュームも、「シカゴ」や「アリスインワンダーランド」などの大作を担当しているコリーン・アトウッドで、邪悪な魔女姉妹の衣装がシーンごとに変わっていたりして、スクリーンの見栄えに対するこだわりを強く感じる映画だと思う。
そして個人的に注目していたのは、なんといっても新キャストのエミリー・ブラントとジェシカ・チャスティン。この豪華キャストらが、よくあの前作の続編に出る決意をしたな!と正直思ってしまった。
ただ、実際見てみたら、やっぱりエミリーと比較するとスクリーン映えするのは圧倒的にシャーリーズ・セロン。まじであの人半端ない美貌と演技力と存在感だわ。惚れ直しました。あと、クリス・ヘムズワースも、めちゃくちゃ良い。ユーモアあるしかっこいいし、感情を表にあまり出さないジェシカ・チャスティンと横並びにすると、クリスの方が人間味あってまじでいいキャラ。
ということで豪華キャストを堪能できる作品だけど、やっぱりコアなキャラクターはシャーリーズとクリスでした。
ストーリーは、正直展開が大体読めてしまったので驚きはなかったけど、スピード感溢れる展開と映像美とコスチュームのこだわりっぷりは、映画館で見ないと十分に味わえないかなと思います。