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スノーホワイト 氷の王国のmitoのネタバレレビュー・内容・結末

スノーホワイト 氷の王国(2016年製作の映画)
1.8

このレビューはネタバレを含みます

クリステン・スチュワート主演のスノーホワイトの続編。

やっぱり続編だったのね…。
続編なのに主演のクリステン・スチュワートが脱落というとんでもない作品。

宣伝で「あの人気作品の続編」という文句を使ってるけど、前作も相当な駄作だった気が…。

前作もそうだったんだけど、
このシリーズ、異様にストーリーやビジュアル、演出が陳腐なんだよ。
ニコラス・ケイジ主演みたいな明らかに金が無い作品ではなく、あれだけ体制が整ってるハリウッドの大作系からここまで穴だらけな作品が出るのも珍しい。

前作の攻城戦もコントかよ!ってレベルのガバガバ作戦で陥落させたけど、
今作も終始、爆笑必至の絵面が多い。

一番笑ったのが、終盤、ヒール姉妹が揃い、雪の女王の力で目の前を氷の壁が立ち塞がった時、主人公エリック達がとった行動が…氷の壁をよじ登るっていうね(笑)
大の大人が大人数で壁をのっそりと登る、しかも壁一枚隔てて宿敵が居るのに。
「もう何これ」って笑っちゃったよ。

あと作品のテーマだから仕方ないんだけど、序盤からLOVE、LOVEうるせーんだよ。
筋が通ってれば気にならないんだけど、愛語ってる横で即つっぱねる、しかも凄い軽い感じで。
だから、昼ドラを観てるみたい。

あと、やがて雪の女王となる妹が、婚約者持ちの男と付き合い、しかも妊娠。
その婚約者に放火で子供を殺される…これを5分で終わらせるという超スピード展開。
この事件をきっかけに彼女は北の大地へ引っ込み、子供を拐い、最強の兵団を育て北の大地を統治していく。
彼女の国のルールが「人を愛してはならない」
もうね、ツッコミどころ探しに徹してたから、子供の頃から人を愛さない最強騎士団=最強の童貞・処女軍団って考えに至って、顔がつい緩んでしまう。
あの最強軍団ハンツマンの前でエリックが堂々とした出で立ちでいるだけで童貞VS非童貞の構図に見えて、面白くなってくる。

そもそも、この雪の女王引用ってのが、明らかにアナ雪大ヒットにあやかろうという安易な発想なのが見え見えなのがまた…。

あとシャーリーズ・セロンはスタッフの誰のお気に入りなの?
これ完全にシャーリーズ・セロン推しで続編作ったでしょ。製作に彼女が絡んでるのかと疑うレベル。まあ、開始10秒から最後まで登場するたび爆笑させてくれるから良いけど。

とりあえず、前作に比べると駄作から珍作にクラスチェンジした分見易くなったけど、まあ駄目なもんは駄目だ。
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