もともとは梅津泰臣監督が自分の趣味全開で作ったエログロ系OVA。
梅津監督の特徴的なデザインの美少女と妙に描き込みの多いおっさんがバイオレンスに立ち回るって作品だった。監督の好みで色調から街並、銃器や車といったものが重厚に描かれる作品でストーリーというよりは好きなカットの寄せ集めが結果的に物語になっているというスタイルだった。従ってサワは常にコスチュームや髪型が変化してとにかく、監督が描きたい女の子であり続けるってカンジ。
当時のようにアニメーションが興業と芸術のまだ中間にいたころは、表現としてのアニメがあったいい時代だと思う。
そしてこの映画なわけですが、アニメ監督だからこその世界観を無理やり実写にした感が否めなく、上記にある通りストーリーよりもカットごとのこだわりが大事なわけです。だから実写にするならば、普通のカメラワークではなく特異で不思議な映像にするべきだとおもう。
最初のワンシーンはサワの髪色が際立ってたけどそれは気のせいみたい。
モノクロ世界にサワの髪色だけ鮮明な色になっているとかそーゆーのが欲しい。
まあ、アニメをみてください。