おかあさんの木のhahahaiのネタバレレビュー・内容・結末

戦争の悲惨さが母親の人生の意味をも疑わせてしまう悲しい話です。
所々に観られる出演者の指をよく見てください。
太くなった指の節々に戦時中を生き抜く強さが感じられます。
一番感動したのは、五郎の出征の際、既に3人の子供を失い言葉には出さないが戦争へ行ってほしくない母親みつの行動、非国民呼ばわりされながらも黙ってじっと耐えるシーン。そしてその時助けに来た役場の人【いつも召集令状（通称赤紙）を持ってきた人】がいう言葉には誰もが心打たれると思います。
ラストは予想はしていましたが、あまりにも悲しすぎます。
ほんの少しでいいから、母親の安心した顔が見たかった。