Tachupicchu

おかあさんの木のTachupicchuのレビュー・感想・評価

おかあさんの木(2015年製作の映画)
3.5
赤紙が届き、戦地で戦えることを喜びに思う若者、
お国の為に命を捧げる事が誇りとされた教育。

それを本当に教育というのか?
洗脳と言っていいのではないだろうか…

こんな事を言ったら亡くなった方たちに失礼かもしれないが、日本は戦争に負けて良かったと思う。
失って気づくにはあまりにも大き過ぎる代償だが…

それと何より怖いのが、戦争を経験した方たちが日に日に減っているという事。
話を聴こうとしても、話したがる人は少ない。
思い出したくもない現実が、話してるうちに蘇ってしまうからだ。
でも、それでは同じ過ちを繰り返す事を黙認しているのと同じでは…
どんなおぞましい醜い事でも、自分の孫や若い人たちにできるだけ多く話して、経験を無駄にしないでほしい。

こういう映画も年々減っていってる気もするし、一人でも多くの人に観てほしいな。
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