意外な展開、異表をつく展開のオンパレード。ジャンル映画の枠組みを越えたがるライアンジョンソン色が強気出た作品。
ルークのライトセーバーポイ捨てが象徴的でしたね。
逆張りの新鮮さはスターウォーズに新たな可能性をもたらしたのは事実で、ファンの期待をバッサリ切り捨てる語り口は批評家の支持通りのレベルでよかったと思います。
ただそれが裏目に出た場面も多く全体を通して見た時の話の内容としては希薄に感じました。
レイ、フィン、ポーのストーリーはそれぞれ独立しており合流は最後の最後までお預けでした。今後のことも考えるともっと3人で行動させた方がよかった気がします
レイ、ベン、ルークの3人の関係がとにかく魅力的で興味深かった。
ベンの闇堕ちまでの経緯を2人の視点から描く語り口も良かった。
しかしそれ以外のストーリーがどうでもいい話に思えた。
ポーのストーリーはパイロットとしてのみではなく指導者としての振る舞いも学ぶというのはいいがホルドがなぜ彼に作戦を伝えなかったのかよくわからなかった。
レイアの空中浮遊は面白かった。
フィンとローズのストーリーにはまったく興味が湧かなかった。
カントバイトのシーン戦争で実は儲けてる奴らがいてでもそこの善悪の区別は曖昧であるというのは新鮮だったが本編にあんま関係なかったのが残念。DJの教訓も特に何にも発展しなかった。
あとあのシーンに登場するエイリアンがデルトロっぽいモンスターだったのもなんかね。
レジスタンスが崩壊していく過程が急いでるように思えたし、その割には状況に合わないギャグも多くて残念。
新しい要素は飛び抜けて良いのだがそれ以外がグダグダでいろいろ惜しい作品だなと思いました。