前之崎文吾郎

スター・ウォーズ/最後のジェダイの前之崎文吾郎のレビュー・感想・評価

4.7
12/14SWプレミアムナイト前夜祭特別上映&1/20に鑑賞。

特別上映だったので場内はコスプレだらけ!
スノークの衛兵、エリートプレトリアンガードの格好してる人がいるのにはおどろいた!予告やポスターでネタバレしないように気をつけてたから主要キャラなのかとどきどきしたよ…。ご無沙汰してます。
熱気に包まれた満席の劇場内で上映を待つ間ウキウキしていると、同じく近くの席でウキウキしてる外国の人になぜか"May the Force be with you"された。

上映前に流された監督や主演俳優たちのカウントダウン映像にはみんなで拍手喝采!
そしてあのタイトルロゴが爆音とともに流れた瞬間には歓声と、振り回されるライトセーバー!それが"A long time ago in a galaxy far, far away..."に切り替わった瞬間にすかさずスイッチをオフにし、前座席背面に設置されている傘立てに速やかにライトセーバーを挿し入れるジェダイたち…。

そしてエンディングではまた拍手。
監督、マーク・ハミルよりも更に拍手が大きかったのはやっぱり、"In Loving Memory of our Princess CARRIE FISHER"のところ。
本当はジョディフォスターがやるはずだった、みたいな噂もあったレイア姫。キャリーフィッシャーはジョディのような美人ではなかったけれど、今となっては、強くて聡明で勇敢でおてんばなレイア姫は彼女以外に考えられない。
前作のEP7ではしっかり30年分歳をとって苦労したおばさんになって帰って来てくれたことが、本当にスターウォーズの世界の時間もちゃんと流れていたように感じて嬉しかったし、その分今回のエンドロールは本当に本当に寂しかった。

新3部作の真ん中にあたる今回は、起承転結の最初にあたる前作から一転、まさにSFアクション!大好きな空中戦がふんだんにあって序盤からめちゃくちゃ興奮しました。
レジスタンスの爆撃機もファーストオーダーのドレッドノートもかっこよかった!
惑星クレイトとか、過去作ロケーションの中で一番に匹敵するくらいに好き。2回目の鑑賞時に、足跡が赤くなるっていうのが伏線になってることに気付いた時はテンション上がって大声出しそうになった。

今作はコメディー要素もちょくちょくあって、EP1~3よりも4~6の雰囲気に近く感じたなー。
旧三部作では謎ビキニまで着て無茶しまくってたレイアが、突っ走るポーを厳しく諌めつつも温かく見守っていたり、強大な力を持つ可能性のある弟子がダークサイドに堕ちるのを今では逆に心配する立場になったルークに、長い時間の経過を感じたりも。
なのに、マスターが出て来た瞬間に一気に未熟な弟子感100%に戻っちゃうところも懐かしくてクスッとなった。
待ちに待った戦闘シーンも老練なマスター感が出てて、むちゃくちゃかっこよかった!!物語の最初と同じように、最後も双子の太陽を見つめていた彼の気持ちはどんなんだったのかな。

そして、終盤のあの2人の共闘シーンはかっこよすぎて胸が震えた。EP6はそういうの一瞬しか無かったから、今回はたっぷりあって良かったー!
でもあと1エピソードあるのにこんな展開…?と思っていたら、やっぱり!やっぱりそうなるのか!
今までの3部作は未熟な主人公vs圧倒的に強い悪役(ダークサイド)だったけど、今回は未熟な主人公を2人据えてて、2人の距離感や対立構造、成長してゆく様が気になって仕方ない…。

今回最初から最後まで一貫してたテーマが、愛する人々を守って生きるということ。序盤のポーの無茶によるローズの姉たちのこと、ホルドのこと。ルークは、もう救えないとしながらもそれでもレンと対峙し、みんなを救った理由。そしてローズが惑星クレイトでフィンに伝えた言葉。
全ての伏線を回収し、この戦いの最終目的地を指し示すセリフでした。

最後ボロボロになってしまった反乱軍だけど、わずかな希望を暗示するシーンがたくさんあったし、次回作でどう立ち上がるのかが楽しみ!


そして前回の上映初日の入場者特典パンフにデカデカと起用し、今回もポスターに載せたキャプテンファズマの映画の中での扱いよ。ほんまにどうなってんねん!印刷物だけで謎のゴリ押しすな!
推すならDJやろ!