何もかもが究極的

スター・ウォーズ/最後のジェダイの何もかもが究極的のレビュー・感想・評価

3.0
人は孤独である事実を受け入れられず、
誰かに縋りたい、甘えたいという気持ちが偏り過ぎるとダークサイドに落ちる
という話だった。
これは子供が大人になる過程で、
甘えや他者依存から自立を余儀なくされる場面と同じ状況だ。
この自立の時期や仕方を誤ったり、自立そのものが出来ないと人して成熟できず、
不完全さが1人歩きを始める。
本作においては自立できない
不完全さこそがダークサイドであり、
カイロ・レンの救い難い器の小ささが、
不完全な大人を顕著に表している。