MASAYA

スター・ウォーズ/最後のジェダイのMASAYAのレビュー・感想・評価

4.3
これを待っていたんだぁああ!!!

昨年の『ローグ・ワン』にも度肝を抜かれましたが、SWシリーズのメインストーリーに求めていたのはこういう作品です!

まず自分はスター・ウォーズなら
・ライトセーバー戦
・スターシップ戦
この2つは絶対に欠かせない要素だと思っています。
逆にいうと上記2つがイマイチだった『フォースの覚醒』は単体としてはそこまで好きになれませんでした。

しかしながら今回はちゃ~んとそこに時間を割いてくれました。前作ではストーリー上そのようなシーンを描く材料がまだ揃っていなかったのかもしれません。
その分今回レイとカイロ・レンのフォースを駆使した戦いは前回以上に熱く滾るものがあります。思わず拍手したくなりました。

今回“フォース”を根源的なところまで掘り下げたことがテーマとなっていますが、新しい角度からの試みだったものの見事に歴代作品を深める結果となったと思います。

またストーリーの組み立て方に関しても斬新だなと思いました。
寒いギャグや、こんなのスター・ウォーズではないなどという批判も目にしますが、自分としてはスター・ウォーズはあくまでも娯楽作品でなくてはならないと考えているため、すこ~しくらい粗くてもいいのではないかとも思ってます。なのでギャグはラフでけっこうだと考えていますし、様々シーンにおける裏切りにおいても全てがエンターテイメントととして受け入れられました。ああいう展開は韓国映画でよく見るような気がしますが、かなり好きです。

あとは皆さん期待してやまないルークですが、存在感ありまくりの活躍でした。ある程度予想してた部分はあるものの、それでも尚鳥肌ものでした。
終盤のシーンの種明かしについては途中で気づいてしまったのですが、あれは“敢えて”気づかせたかったのだと解釈しています。
(詳しくはネタバレ有りのコメント欄にて)


次にスターシップですが、まずオープニングの数体のファイナライザー級スター・デストロイヤーのハイパードライブでの登場に胸を踊らされました。特にハイパースペースから抜けてきたスター・デストロイヤーを地上から見上げたショットというのは史上初だったのではないでしょうか?3,000メートルもの船艦なだけあって、地上からでもあそこまではっきり見えるのですね。

さらにそこからドレッド・ノート級スター・デストロイヤーにX-ウィング・ファイター1機で突入というのもテンションが上がりました。これでメインを潰したかた思いきや、メガ級スター・デストロイヤー スプレマシーというスノーク最高指導者の旗艦も横幅60,000メートルという大きさには圧倒されました。全長19,000メートルのエグゼクター級スーパー・スター・デストロイヤーを初めて見たときのような衝撃に襲われました。ファースト・オーダーの司令本部として相応しい以外の言葉が見つかりません。

ここからは個々のキャラクターやマシンについて言及していきたいと思います。
クリーチャーは正直ポーグとヴァルプテックスを除いて印象的なものがいなかったのでそこは少し残念でした。
しかしながらファースト・オーダーのプレトリアン・ガードは非常にかっこよかったですね。レッド・ガードを彷彿とさせる身なりでしたが、活躍っぷりは段違いでした。しかもヘビーブレード、ダブルブレード、エネルギー・ブレードとそれぞれ異なる武器を持っていたのが最高にカッコよかったです。
マシンはカイロ・レン専用のタイ・サイレンサーはシャープなデザインでイカしていました。それとターボレーザー砲搭載のAT-M6(メガキャリバー6)はウォーカーの進化版として見事なデザインでした。集中砲火のシーンは脱帽ものです。

ここまで長く書いてきましたが、とにかく自分は最後のジェダイは歴代シリーズのなかでもかなり好きです。
Ⅵ>Ⅳ>Ⅴ>Ⅱ>R≧Ⅷ>Ⅰ>Ⅲ>Ⅶ
今のところくらいの位置付けです。
ただこれだけは言いたいのは、今までで一番涙を流すシーンが多いSW作品でした!


2017

12/14 プレミアム・ナイト 前夜祭特別上映 @TOHOシネマズ渋谷

12/15 IMAX @TOHOシネマズ新宿

12/28 4DX3D @ユナイテッドシネマとしまえん
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