感想としては比較的楽しむことはできた。
しかし、この作品には違和感を感じることが数多くあった。
まず配役。今作では整備士が重要な役割を担っているのだが、演じる役者の実力のせいか何も魅力を感じなかった。魅力を感じないだけでなく不必要なラブロマンスも唐突に入るのでこのキャラクターは果たして必要だったのかと違和感を覚えてしまった。
そしてフォースによる演出。これが今作で最大の違和感の原因だ。フォースによる演出によって途中からスターウォーズではなくハリーポッターを鑑賞している感覚に陥ってしまった。
また、カイロ・レンがダークサイドに堕ちた原因として師匠のルークとの関係が上げられるのだが、父親のダース・ベイダーを最後は救い出したほどの人物であるルークがそんなことするわけないだろと思った。
他にもこれまでのスターウォーズっぽくない演出や拍子抜けする部分が多くあり上映時間もシリーズ最長だったので途中から目も疲れて素直に面白かったとは言い難かった。
ジョージ・ルーカスが監督を務めていた頃の作風が好きだったので、その雰囲気が似ている前作の方が面白かったのが正直な感想だ。
次回作では今作よりも「スターウォーズ」を楽しめるよう願っている。