ばし

スター・ウォーズ/最後のジェダイのばしのレビュー・感想・評価

3.6
鑑賞後こんなにエモーションと理論的な面が解離するような微妙な心情になる映画もないな…って感想
強いて言えば否定的かなぁ…
とりあえずアマゾンのレビューのように書いてみる

いいところ
・完全なる世代交代で、新たなる希望もファントムメナスも劇場体験していない自分にとって初めての"スターウォーズ・インパクト"だったから、俺の!俺たち現行世代のSWが来た!!っていう感動を得られたのは大きかった(フォースの覚醒はまだ風呂敷広げてる序章感を強く持っていたので)
レイとカイロレンという新たな二本柱を得て、ここからどう収束していくのかがすごく楽しみ
・アダムドライバーの見違えるほどの進化!今年は他にも沈黙、パターソン、ローガンラッキーと名監督との共演作が多かったからなのか、演技がバツグンにいい!前作の小物感から徐々に悪の貫禄が増していってる!キャラクターにも深みが出たと思う!


悪いところ
・脚本がとにかくヒドい!特にレジスタンス周りは最悪でほとんどのシーンがキツいくらい…最初の見せ場の戦闘シーンからバカなの?って思わされるからイライラする。
・宇宙描写も都合よすぎ(落下とか空気がないとか基本的な部分がブレブレ)穴が開いて放り出されるシーンがあるかと思えば放り出されないシーンもあるし…
・エモーションを掻き立てるための展開がワザとらしすぎてキャラクターの人権無視レベル。そういう展開にするために配置させられたとしか思えないしキャラの知能も下がってるよね?ベニチオデルトロの無駄遣い…ポーグとはなんだったのか…
・フォース万能すぎ
・総じて「ぼくのかんがえたスターウォーズ」感がしてしまう

上記の通りなので、エモーションなシーンが大好き!な人にはオススメできるけど、見ている最中に展開に疑問を持つことがある人、既にSWインパクトを受けている人にはオススメできない…覚醒、ローグワンとあったけど個人的に今作が一番微妙だった
ばし

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