こく

スター・ウォーズ/最後のジェダイのこくのレビュー・感想・評価

3.3
何度観てもヤバい。本当に何で成立したのか分からない映画。凄いまずいコンビニ弁当やカップ麺を、5000円出して食べたみたいな、不思議な気分になる映画。

遠く離れた星でもジェダイやシスならライトセーバーでチャンバラできる。

宇宙船がハイパージャンプで敵に体当たり可能。

このふたつの唐突な新設定で、今までの物語を完全無意味化。

例えば、デススターを攻める必要はなかった。無人機をワープ特攻させればOK。宇宙を旅して戦ったり、仲間を救う必要も皆無。便利霊体飛ばせばOK。アナ雪みたいなレイア姫が宇宙空間を飛んで生還するなら、何度撃墜されてもハラハラなして観れる!

2時間半くらいのお話で、ストーリーが全く進行しないのも凄い。ずっとわちゃわちゃ遊んでる。

この『8』を飛ばして『7』と『9』を観てもお話が成立する。嫌味でなく贅沢な映画。

ディズニー程の大企業が、新3部作の内容をしっかり決めないままにリレー方式でシリーズ作り出したって事実が、かなり衝撃的。田舎のスーパーだって、5年後の事くらい考えてるはず。

ルークが人格的に別人になっているのも凄い。
こく

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