とうとう終わってしまうのかという寂しい気持ちと、これまでのスターウォーズ史上一番ワクワクした気持ちで鑑賞させて貰いました。
結論から言いますと、
『惜しい・最終章にしては少し雑。
だけど、かなり楽しかった!!』
私はこんな感じの感想でした。
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【ストーリー】
時代は「エピソード8 最後のジェダイ」の1年後で、レイア・オーガナ将軍率いるレジスタンス軍は惑星エイジャン・クロスに秘密基地を置いていた。
レイは一人毎日訓練に励んでいた。
そして祖父であるダース・ベイダーに憧れ、ファーストオーダーの最高指導者スノークにそそのかされ、ダークサイドに堕ちたカイロ・レンはついに最高指導者の地位を手にしていた。
レイア率いるレジスタンスは多大な犠牲を払いながらも、銀河の平和を取り戻すために対抗します。
カイロ・レンにフォースで対抗できるのは、ルークの遺志を継いだレイただ一人。
銀河の戦いはついに最終章をを迎えます。
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【感想】
♦︎ 満足だけど、気になる点も幾つか …♦︎
まず率直に感じた印象として、
今作は『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』に非常に近い作品だと思いました。
エピソード7の時も完全にエピソード4のなぞりでしたけど、
やっぱりJ・Jは基本に忠実で、スターウォーズが本当に好きな人なんだなと思いました。
そんな彼がどうして、今作ではこんな感じの衝撃な展開ばかりの作品を作ってしまったのかという事ですが、
やはり今作では、エピソード8の中で明らかにするべき事実が多かったのかなと思いました。
その為に、今作は詰め込みすぎ感がハンパない。
どうせなら、エピソード8もJ・Jがやればよかったのに…
というのも、僕はエピソード8は結構好きだったのですが、エピソード9でここまで方向をチェンジするのならば、全て彼一人で作った方がごちゃごちゃしなくて統一した綺麗な三部作になっていたんじゃないかと思っちゃいました…
♦︎ 7・8・9の中では一番好き✨ ♦︎
個人的にはエピソード8の新しいスターウォーズはかなり気に入ってたのですが、やはりJJのスターウォーズは面白い!
懐かしいシーンや、鳥肌モノのファン喜ばせ要素もかなり盛り沢山で、本当に大好きな作品となりました。
特に一番好きなシーンはクライマックスの、レイの絶望的な状況でのとあるサービスシーン。
ここは泣きましたね。
ただ、噂だとJJは元々あのシーンを音声のみで無く、映像としてあのクライマックスでの一連の流れを撮ろうとしていたみたいですが、ディズニーによって止められたとか…。
プリクエルが好きな僕からしたら、
もしこのシーンが映像として観れたのならばこ、こ数年の映画でベストになっていたかもしれません。
ここが自分にとって惜しいなと思ったポイントの一つでした。
♦︎ まだ続く⁇ ♦
結局のところ、
「これって本当に最終章なの?」
って言うくらい、伏線回収が雑だったり、キャラクターの説明が雑だったり、
大急ぎで終わらした感が凄かった。
なんでもう少し余裕を持って作れなかったのかなぁと思ってしまいました。
今作の半分のエピソードを、前作のストーリーに加えても良かったんじゃないかなぁ。
実は、このエピソード9を2部に分けようというアイディアがあったみたいですが、こんな大急ぎな作品になるのなら絶対やった方が良かったと思うんですが、
これやっちゃうとエピソード8が余計に必要の無い作品となってしまうので、それは難しかったのでしょうね…