ごろう

スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明けのごろうのレビュー・感想・評価

3.0
スターウォーズの時代は終わっていて、今がその時でもないのに、製作者も観客も安易な欲望に落ちて、スカイウォーカーの墓を掘り起こし、死者を蘇らせようとダークサイドに首まで浸かっておきながら、そこから出した頭の中では新たなる希望を希求しているという狡猾な忘却が人間個人単位のフォースの有り様なのだなと戒めとともに思いつつ、この戒めもすぐに忘れるだろうとも思えれば、改めてこのシークエルはメタ・スターウォーズとして見て結果的に希望を残すものだったと言えのかもしれない。それもこの映画で姿を現すことのなかったどこぞの廐戸の子供達が立ち上がればの話だが。なんだかんだまとめてオチをつけた構成力はプロの技だなと思う。
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