ビーグルtheMovie

ぼくとアールと彼女のさよならのビーグルtheMovieのレビュー・感想・評価

4.0

 『Me and Earl and the Dying Girl』という原題は東京タワー風に翻訳すると「ぼくとアールと、死にかけの彼女」とでもなるだろうか。タイトルからも分かるように難病を患った同級生の女の子が物語のきっかけとなっている。
(中略)
 主演3人の個性も魅力的だし、レイチェルやグレッグの母親や父親、そして学校の先生など、キャラクターも重なることなくそれぞれが立っていた。そして本作にはクロサワ、ヘルツォークやリンチなどへの言及もたくさんあり、古典映画のパロディやオマージュも散見されるので映画ファンにはたまらない。特にグレッグはヴェルナー・ヘルツォークのモノマネをするシーンで優しく笑うレイチェルが個人的には一番好きなシーン。彼女はヘルツォークを知っているのか微妙だが、それでも笑ってくれるレイチェルは本当に素敵だ。
抜粋:http://beagle-voyage.com/movie-review-me-and-earl-and-the-dying-girl-2016.html