いしやま

ぼくとアールと彼女のさよならのいしやまのレビュー・感想・評価

4.9
まさに"ウェス・アンダーソンが「500日のサマー」を撮ったら"といった質感。
序盤の独白や、サッとパンする撮り方などはウェス・アンダーソンからの影響としか思えないような感じで思わずニヤリとさせられる。
さらに主人公たちの趣味は「僕らのミライへ逆回転」的なものだということもあって、60年代〜70年代の名作へのオマージュに満ちている。
ストーリーはよくあると言えばそうなのかもしれないが、いくらストーリーに入り込めなくても喜ばしいギミックいっぱいで素敵な作品でした。