真面目な冗談

ぼくとアールと彼女のさよならの真面目な冗談のレビュー・感想・評価

4.3
「これが恋愛映画なら、気持ちが込み上げて2人は見つめ合って突然キスするんだろう」
「でも恋愛映画じゃない」とクレッグゎ云うが、今作ゎ紛れもなく青春恋愛物語である!

傷つきたくない自分と正直でありたい自分の狭間で誰とも深く関わらず、誰とも反発せず、八方美人的社交性で高校生活を無難に過ごしてきた主人公が母親の押し売りで白血病にかかった同級生の女の子と心を通わせ、自分に目覚めるまでの話

登場人物がみな個性的で魅力ある愛すべき人々
(例えば、親達、先生達、学友達、そして壁のウルヴァリンでさえ!)

小物類がストーリーに花を
(クレイアニメ、クッション、ハサミ、ラストの本等)

かなりポップなカット割りゃ青春映画に必要不可欠なBGM♪

「彼女は死なないが、」 と注釈を加えつつ、グレッグの語りで綴られる物語に、すっかり捕らえられ最期まで見入ってしまった心に沁みる一作♥

( ̄ー ̄)
真面目な冗談

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