サンダンスで絶賛されながらも、
日本ではビデオスルーとなった作品だが、おい!これは配給して欲しかったぞ!パンフ絶対買っていたぞ!
根暗な映画好きの男の子が、
余命僅かな女の子の為に映画を作るという、それだけで魅力的ではないか!
ポップな色彩の中で、映画青年の
痛すぎる日常が描かれる。
沢山のオマージュ映画、
DVD屋や、家で掛かっている作品のマニアックさにニヤニヤさせられる。
しかし、それだけならただのリップサービス映画だが、本作が凄いところは、
映画青年が作る映画がキチンと最後には、オマージュから青年たちの作家性を作り出しているところにある。
面白いのだが、ただの真似事映画だった前半がラストの大団円に凄まじいサンプリングを魅せ、もうこれは5億点のクオリティでした。
デート映画にも使えるし、
興行収入見込めそうなのに、
シネマカリテぐらい上映してほしかった。