ももたろう

ぼくとアールと彼女のさよならのももたろうのレビュー・感想・評価

3.9
甘酸っぱい青春恋愛映画かなとおもいきや、いい意味で裏切られてウルっときました。
全然終盤まで泣くなんて思ってなかったのに…
あと主人公がナレーションしてる系の映画好きなんですわたし。笑


物語は
目立たぬようそれなりに皆と仲良くし、当たり障りなく高校生活をおくっている主人公グレッグ。彼の趣味は仕事仲間(友人)のアールと映画を作ること。そんなある日、母親の友達の娘(同級生)のレイチェルが白血病だと知らされる。母親から彼女の話し相手になってあげてと言われ初めは戸惑うグレッグだったが…。


誰かが重い病気だったりすると、泣いてください!って演出が多いけれどこれはあんまりそれを感じさせない?
演出がコミカルだからかな?
登場人物が結構淡白な感じだからかな?
私は結構笑ったシーンがちらほら。
ウルヴァリン…笑


見てるあなたがどう捉えてもいいですよ!ってスタンスだった気がする。
泣いてもいいし、笑ってもいいし、スッキリ元気になってくれてもいいし、重く受け止め考えてくれてもいいし、変な話ラフに軽く観てもらってもいいですよ〜って感じ。

捉え方は人それぞれです、何かを考え感じ取ってくれれば嬉しいです。
と言ってもらえてるようでよかった。



物語は結構淡々と進むし特段盛り上がる場面がある訳でもないのですが…なんか雰囲気というかすごいすき。

印象に残る先生の言葉もあったり、、(先生のこと最初チャラっ適当っとか思ってごめんな)
レイチェルからのプレゼントもぎゅんとしたし。また見たいなと思える作品でした。

あと主人公グレッグの、なんだかんだ彼女から離れずそばに居て寄り添える優しさがぎゅんとした。きゅんじゃなくぎゅん。(ここの違い大切!変な意味ではなく友達以上恋人未満というか…)



劇中に映画のパロディが沢山盛り込まれてるのも映画好きには堪らない演出でした。
(しかし、私はまだまだみたいで分からないのも多々あった…勉強します)


これから見る方は特典映像もぜひ!
未公開シーンはよりグレッグの心情が分かるし、
レイチェルへの映画も全部見れるし、(これまた映像が抽象的だから自分の思いたい解釈で良いかと…芸術的センス皆無な私には少し難しかった…_| ̄|○)
ももたろう

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