朝鮮戦争で父と妹と生き別れた少年が、残された家族の長として家族を守りながら生きていく生涯を描いた作品。
自分の人生は二の次、すべては家族のため自らを犠牲にする姿は辛いシーンもあって壮絶な人生ではあるけれど、そんな中でも悲喜こもごもで、出会いあり、心温かい人たちとの微笑ましい出来事もいろいろとあることに救われます。
そして、頑固者と家族にも近所の人にも呆れられる主人公の拘りに理由があると分かってくると、年老いて尚の不器用さが染み入りました。
後半はノンフィクションの番組を見ている錯覚に陥るように引き込まれて観ていたほどで、映画観て泣いたのは久しぶりでした。
