『美女と野獣』の実写化というと映画であると1946年のジャン・コクトー版のイメージが強くそれと比べると印象はだいぶ違うが、こちらの作品は1991年のアニメと劇団四季版のミュージカルが融合している感じ。 ディズニーらしいファンタスティックな物語になっており、アニメの実写化に伴う違和感というものがあまりない。ミュージカルという手法のおかげなのかファンタジーさが強調されている。だからといってミュージカル的な演出はされておらず歌やダンスはセリフの延長ではなくあくまでもBGM的にしか使われていない。装飾などもばっちり。 しかし、やはり当初の予定通りコクトー版を敬愛するギレルモ・デル・トロに監督してもらいたかった。 もっと数倍良くなってたと思う。