アリョーシャ

美女と野獣のアリョーシャのレビュー・感想・評価

美女と野獣(2017年製作の映画)
4.8
ディズニーキャラ大好き‼︎みたいなのは全然ない自分ですが、これは高得点つけざるを得ないです。
さすがに素晴らしかった。

野獣もベルも、ちゃんと人間的魅力があるから、綺麗なCGで飾られたおとぎ話、という所に留まらず、シンプルなストーリーながら見応えがある。すごい。
家来達が良かったなぁ。ミセス・ポットが王子について語るところとか、皆が完全に物になってしまうとこ、切なかった。

あとけっこう重要な位置を含めアフリカ系?の役者さんが多いのが印象的だった。皆が思うヨーロッパの童話の世界観からズレるとしてもそれをやるというところに、我々が作るのは世界のエンタメなんだっていうディズニーの矜持を感じました。

とにかく行き届いてる。世界のトップクリエイター達が考えを尽くし膨大な時間と労力をかけ作ったのだな、と思うと泣ける。

野獣、犬とかの毛並みを考えるとお腹側は背中より毛が薄そうに思うけど、胸にも背中と同じように毛が生えててちょっと意外だった。
ほんと、それくらいしか気になるところがなかった。

個人的には、ベルが不美人な方が「美は内面に宿る」というテーマに沿うのではと思うんだけど、そこはまあ、多くの人を楽しませるための映画だと思うし。観てる内に、野獣が惹かれたのはベルの内面の美しさだっていうのもちゃんと感じられたので。
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