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美女と野獣のにののレビュー・感想・評価

美女と野獣(2017年製作の映画)
3.8
原作が大好きで見ました。

魔法によって醜い姿へと変えられてしまった野獣は元々、心の醜い王子でした。
美女に出会って心が清らかになっていく様を表しており、まさにそれは現代社会に潜む人間の容姿からは容易には想像することのできない内面の複雑さを体現していると言えます。

綺麗な薔薇には毒があるといったように、薄汚れたジーンズに価値があったりします。

そういえばこんな話を聞いたことがあります。
誰が見ても綺麗でおしとやかで、日本にいるのに疑問を覚える顔立ちの女性と、ある酒場で私の友人は出会ったのだと。
彼女はハーフだということ。
彼女とお付き合いを始め、たくさんの思い出をつくり、相思相愛でした。

しかし結婚のタイミングで、婚約を結んだあとにある告白をされます。
母国に家族がいる。養わなければいけないと。写真に写る4人の子供たち。
彼女を愛していた彼は、力になりたいと思い家族への仕送りを手伝っていました。
ですが彼女は母国にも旦那がいました。
それを理解した上での仕送りです。
あなたの最愛の人の、最愛の相手は二人いるということになります。
愛の形はハートではなく、オッパイのように突起があり、そこから垂れ流れる愛の液を啜る存在がいてそこ成り立つのかもしれませんね。
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