Idetan

美女と野獣のIdetanのレビュー・感想・評価

美女と野獣(2017年製作の映画)
3.8
美しさは内面に宿るもの。

ストーリーは、全体としてアニメ版を基盤にしているものの、ストーリーの細部を掘り下げたり、人物設定に少しの改変が見られる。
城内でドレスを着た黒人の女性が多い事に少し違和感を覚えた。これは、物語の中世フランスではなく、現代社会の情勢に合わせて作られたからだろう。これは、ガストンの子分ル・フウが、同性愛者の様に描かれている所にも見てとれる。人種差別やLGBT、と言った問題に配慮しているのだろう。ただ、こう言った要素は特にストーリーに影響しているわけではなく、あくまでもスパイスとして表現されている。

映像、音楽は文句なしに素晴らしい。総評として「名作アニメの実写化」という高いハードルの中で素晴らしい作品になったのではと思う。
Idetan

Idetan