喪服に商品価値を見いだした女性（水野さやか）が、喪服専門のホテトル店を開業する。ホテトルに従事する女性たちの人間模様を描いている、エクセス配給のピンク映画。

"背徳的なエロス"を煽ることにより、男性の欲情を極限まで高ぶらせる。そんな、破天荒なホテトルをテーマに取っている作品。多様な男性客を相手にしたプレイ内容とプライベートの恋愛事情を同時に描いていく、いわゆる"性産業もの"の典型パターン。

性豪のヒロインが、（腹上死同然のかたちで）情夫を殺したところから物語が開始。喪服専門のホテトルを開業すると、経営者の正体を知らない未亡人（＝情夫の妻、田口あゆみ）が、新キャストとして合流する展開が面白い。

一方、男性利用客のキャラクターでは、「喪服姿の女性に憧れて出家した」というお坊さん（荒木太郎）が、ナイスな個性を光らせている。キャストが携帯する数珠をアナルビーズの替わりに挿入するプレイも艶やかに描かれている。