MayumiM

リトル・ボーイ 小さなボクと戦争のMayumiMのレビュー・感想・評価

4.2
第二次世界大戦下で少年のあだ名がリトル・ボーイって……と思わず笑いそうになったら、まんまそんな流れで更に笑ってしまったという一作。
言葉遊びにも似たシチュエーションを盛り込みながら、それでもなお戦争が引き起こす悲惨をしっかり描き切ったトコロに唸らされること必至。登場する日本人がキチンと日本名なのもビックリした(笑)。
いろいろ先が読めてしまえる点はアレなんだけど、少年が少年ゆえのマジメさで責任を負うた姿は素直に涙が出たし、大人達の無責任さには逆に苛立ちを抑えられない。
ともあれ、ちらっと出てくるペッパー少年の甲冑姿が五月人形みたいで可愛かった点にも注目。
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