ShintaroOoooooo

クーデターのShintaroOooooooのレビュー・感想・評価

クーデター(2015年製作の映画)
3.3
臨場感あふれる撮影であるものの、設定がやや現実的ではない作品。

東南アジア某国で発生したクーデターに巻き込まれるという話。
主人公一家が一般の民間人であるのに対し、反乱勢力の行動は火薬量を間違えたのかと疑う程に過激で猟奇的である。
クーデターが発生するような国では有り得ないことではないが、アメリカ大使館ですら爆撃されている。
おそらくすぐに戦争状態になるだろうが。

しかし、後半に反乱勢力が主人公の娘に対し銃を撃てと命令するシーンがあるのだが、このシーンが分からなかった。
作中で反乱勢力の行動理由として、国を守るとか、彼らにも守る家族がいるから、など説明があった。
ところが主人公の娘に銃を撃たせるシーンにはこのような思想が見えないのである。
ただただ過激さを盛られていたので、愉快犯と呼んだほうがまだ納得がいく。
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