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クーデターの映画mystyleのレビュー・感想・評価

クーデター(2015年製作の映画)
3.6
『外国人は皆殺し!!赴任先で起こるクーデターの恐怖。起こり得るリアルな恐怖、新感覚サバイバル映画。』

パニック、サバイバル


 今回の話は、赴任先で起こったクーデター、ターゲットは外国人。家族を守りきれるかという話。孤立無援で、現地の人すべてが敵という状態。まさに、万事休す。期待を次々に打ち砕いていく、ストーリ展開は“絶望”そのもの。また、恐怖を煽るためのカット・スローの使い方がうまい。まんまと映像の術中にはめられた。


 何が恐ろしいかって、起こりえる恐怖であるという事。そのため、他のサバイバルよりリアルに感じる。恐怖がリアルなのだ。旅行中、赴任中、もしクーデターに巻き込まれたら?そんなリスクを教えてくれる映画。まさに、全員が敵であり、よく知らない場所で逃げ惑うことになる。そこに妻や子供が一緒にいたら?あなたなら守りぬける?


 現地の人が野蛮人として描かれている。やられたら嫌な事が全部詰まっている。時期が近いだけになんとなく「グリーンインフェルノ」を思わせる。流石に食人族ではないが、、野蛮さでは引けを取らないと思う。


 起こりえる恐怖で描くという点で、サバイバル映画の醍醐味を何倍にも増幅させた本作に脱帽です。という事で、お終い。ご愛読ありがとうございました。
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