amanda

奇跡のひと マリーとマルグリットのamandaのレビュー・感想・評価

4.3
フランスに実在した三重苦のマリーとマリーを教育した修道女のお話。上映時は聴覚障害者も映画を楽しめるような字幕になっていたそう。マリー役のアリアーナは聾者だそうだし、色々と可能性を秘めた映画だと思う。
前半のマリーとマルグリットの音のない攻防は辛いけど、マルグリットの死を受け止めたマリーの墓地での手話が素敵。本当は知能が高いのに何も知る術がなかった(言葉という概念がなかった)子供時代、本当に辛かっただろう。
見えないのに手触りと嗅覚だけでトマトを「綺麗」と話すマリー、とても愛おしかった。
amanda

amanda