見事な三幕。幕間のハイライトシーンの躍動感は、やっぱ好きダニーボイル！ってなる。
ジョブズの姿は噂通り冷淡に見えるけど、婚外子リサを通して見ると人間っぽい。
そういうギャップのあざとさが見え隠れしてるけど、納得できるのは正々堂々やり切ってるからかな…。スピーチシーンを排して舞台裏しか映さないのも、あざといけど、やっぱこれでいいんだなぁ、ってなる。
ダニーボイルの、お金の描き方がすごく好きなんだけど、あまり発揮できる土台じゃなかったのが残念なくらい。
隣の席に外国のカップル(30代・白人)がいて、超笑ってた。ここで笑うんだよ〜と、言わんばかりに鑑賞のペースメーカーになってくれた。
今度から外国の人の近くを陣取りたいけど、座席指定システムだとそれが運に委ねられちゃうなぁ、寂しいなぁ、と思った。
だから新文芸坐とか早稲田松竹にも外人たくさん来て欲しいと思った。
