マイケル・ファスベンダー大好きなので、注目していました。しかも、演じるのが、ジョブズとなればなおさら。
アップルもジョブズもよく知らない私も、なんとなくジョブズを知る事ができた気にもなりつつ、マイケル・ファスベンダーも楽しめました。
映画は登場人物がほぼ喋りっぱなしです。
しかも、ほぼ全てジョブズに対しての発言です。
マシンが動かない、謝辞をしろ、諦めろ、妻と娘が来てる、誠意を見せろ…。
彼らがジョブズに浴びせる意見や思いを、ジョブズは堂々と反論します。
このときの、マイケル・ファスベンダーの喋り方が、歌うような滑らかさで心地よいです。
言ってることは、無茶振りだったり、父親として最低なことですけど。
会話劇なので、動きがないのかと思いきや、会場をジョブズがチョロチョロすることが多いので、ジョブズに何か訴える時は一緒に付いていかなければいけないので、動くのは口だけということはありません。
取り上げるのは三つの時代に絞っているので、ジョブズのことはもちろんアップルのことを知っていないと、細部までの理解は難しいですが、テンポが良くてダレないので、スッキリと観れます。