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恐るべき子供たちのnagaoshanのレビュー・感想・評価

恐るべき子供たち(1950年製作の映画)
3.6
ジャン=ピエール・メルヴィル監督作品!

ジャン・コクトー自身の小説の映画化なんですが、脚本とナレーション「詩的」も担当。

メルヴィル監督の『海の沈黙』を凄く気に入って、本作を依頼したそうです。

母と一緒に暮らす姉エリザベート、弟ポール姉弟喧嘩の絶えない二人、姉は弟を溺愛して、弟ポールはガキ大将に恋心を抱き、又別の男にも好意を抱かれてる…

当時としてはかなり攻めてる題材ですね。近親相姦、ホモセクシャルの話を描いとります。

撮影アンリ・ドカエがいい仕事しとります!
死人の描写がエグい、メルヴィル演出!

中盤まではハマれませんでしたが、終盤にかけて姉役のニコールが素晴らしい!

落書きされた置物の眼差し…

夢遊病のポールの徘徊…

しかし、コクトーのナレーションは違和感…

よっしゃ!メルヴィル作品連投しよう(^^)

良か映画!
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